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概要

変数を使うとワークフローを再利用しやすくなります。メールアドレスやフォーム値を固定で埋め込む代わりに、ワークフローの inputs ブロックで変数を定義し、各ステップからテンプレート構文で参照します。

変数を定義する

変数は RITSU ワークフローの inputs セクションに宣言します。

inputs:
  email:
    type: string
    label: 'Email Address'
    description: "The user's email for registration"
    required: true
  age:
    type: number
    label: 'Age'
    required: false
  acceptTerms:
    type: boolean
    label: 'Accept Terms'
    required: true

各変数には次の項目があります。

Field必須説明
typeはいデータ型。下記の Variable Types を参照
labelはいRun ダイアログに表示される名称
descriptionいいえ変数の用途を説明する補足文
requiredいいえ実行時に入力必須かどうか(デフォルトは false
itemSchemaいいえarrayobject 型の構造定義

変数の型

スカラー型

Type説明
string文字列"user@example.com"
number数値42
boolean真偽値true
date日付"2026-03-26"

複合型

Array

複数の要素を持つ配列です。各要素の構造は itemSchema で定義します。

inputs:
  users:
    type: array
    label: 'Users to register'
    required: true
    itemSchema:
      name:
        type: string
        label: 'Name'
      email:
        type: string
        label: 'Email'

Object

名前付きプロパティを持つ構造化オブジェクトです。

inputs:
  address:
    type: object
    label: 'Shipping Address'
    required: true
    itemSchema:
      street:
        type: string
        label: 'Street'
      city:
        type: string
        label: 'City'
      zipCode:
        type: string
        label: 'ZIP Code'

テンプレート構文

ステップ内の値では ${variableName} 構文で変数を参照できます。

スカラー参照

- id: step-1
  action: fill
  name: 'Enter email'
  mode: auto
  with:
    target:
      description: 'Email input field'
      vision:
        hint: "Text field labeled 'Email'"
    value: '${email}'

オブジェクトプロパティ参照

オブジェクト型の中身はドット記法で参照します。

value: "${address.street}"
value: "${address.city}"
value: "${address.zipCode}"

配列要素参照

配列の各要素プロパティは bracket-dot 記法で参照します。

value: "${users[].name}"
value: "${users[].email}"

${array[].property} のような配列反復は、バッチ実行やループ処理と組み合わせて使います。各反復で配列の次の要素が処理されます。

変数のスコープ

テンプレートが解決される場所

テンプレート式 ${variableName} は以下のステップフィールドで使用できます。

フィールド対応するステップ型
with.valuefill, select
with.urlnavigate
with.target.descriptionclick, fill, select
with.target.vision.hintclick, fill, select
with.promptagent

Agent ステップでのスコープ

Agent ステップの prompt フィールドで参照された変数は、エージェントの開始前に解決されます。エージェントは補間済みの文字列を受け取り、実行中に変数システムへアクセスすることはできません。

- id: step-3
  action: agent
  name: 'Fill dynamic form'
  with:
    prompt: 'Fill the registration form for ${name} with email ${email}'
    maxSteps: 10

この例では、${name}${email} はエージェント開始前にランタイム値へ置換されます。

解決タイミング

変数は各 run に提供された inputValues を使って実行時に解決されます。ワークフロー保存時や編集中には解決されません。

テンプレート式は文字列レベルの置換です。算術演算、条件分岐、ネストされた式はサポートしていません。

Run ダイアログでの変数

ワークフローを実行すると、Run Workflow ダイアログに変数ごとの入力欄が表示されます。

  • スカラー変数 — 型に応じてテキスト入力、数値入力、チェックボックス、日付入力として描画されます
  • 必須変数 — 必須マークが表示され、入力されるまで run を開始できません
  • 説明文 — 各入力欄の下に補足テキストとして表示されます

バッチ実行での変数

バッチモードでは、入力テーブルの各列が変数に対応します。各行が独立した 1 回の run になります。

RowemailageacceptTerms
1alice@example.com28true
2bob@example.com35true
3carol@example.com22true

各行はバッチ内で独立した run として処理されます。

大量のデータ入力を行う場合は、変数値をスプレッドシートで準備してからバッチ入力テーブルへ貼り付けると効率的です。

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